クールに結集した話【鑑賞「ジャスティス・リーグ」】

公開からずいぶん日が経ちましたが。DCの新展開、楽しめました。

【作品紹介】
スーパーマン亡き後の世界。宇宙から侵略の魔の手が迫っていた。もう一人のヒーロー、バットマンは世界滅亡の危機をいち早く察知。一人の正義じゃ世界は救えない–バットマンの超人スカウト作戦が始まる。集められたのはオンリーワンな能力を持った4人の超人たち。突き抜けたチカラがつきぬけたチームをつくる!超にもほどがある連係プレイで強大な敵に立ち向かう-これぞまさしく正義のために戦う最強のリーグ(仲間たち)!倒すべき敵はステッペンウルフ。三つ揃えると強大な力を手にすることができる「マザーボックス」を集め地球制服をたくらんでいる。果たしてジャスティス・リーグは力を合わせ、世界を救うことができるのか!「バットマンvsスーパーマン」のザック・スナイダーが監督、「アベンジャーズ」の監督ジョス・ウェドンが脚本!

公式サイトより)

「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」では第3の超人・ワンダーウーマンがいきなり登場して一瞬「?」となった。その中でも存在を匂わせていた3人、フラッシュ、アクアマン、サイボーグが今回登場。ワンダーウーマンのように説明もなく登場したらツラいなぁと思っていたけれど、今回はそれなりに彼らの背景を紹介してくれたので助かりました。作り手側も説明が必要だと思ったのかなー。

新キャラの単独作も期待。

原作アメコミとの比較ではアクアマンを変えてましたね。アメコミでは金髪短髪の爽やかイケメン風なのに今作ではずいぶんとワイルド。メンバーの中ではフラッシュがちょっと格下でムードメーカーなのがよかった。彼の戦い方も悪くない。ただでさえ一体感のなさそうな一団の中でメンバーを繋げる役割になっていた。

今作はテーマ曲「カム・トゥゲザー」や英語の宣伝文句「UNITE THE LEAGUE」「YOU CAN’T SAVE THE WORLD ALONE」など全面にクールな雰囲気があった。とくに「YOU CAN’T SAVE THE WORLD ALONE」は各メンバーのシンボルマークを各語に振った凝ったもの。マーベル映画との差別化を感じましたね。

で、その「YOU CAN’T SAVE THE WORLD ALONE」の中でバラしていたスーパーマンの存在。今作で予想通り復活するわけですがその場面がちょっと長かったし、復活したスーパーマンが結局ずば抜けて最強で、彼一人いれば他のメンバーは不要じゃないの?とも思えちゃうのが難点ではありました。

とはいえ冒頭のワンダーウーマン様のご活躍にハートを鷲掴みにされるし、バットマンは今回も豪快なマシンで暴れるし、とお祭り映画として十分楽しめました。サイボーグも意外と「役に立つ」存在だったし。音楽の話題として、ティム・バートン版バットマンのテーマ曲がちらりと流れたのも書き残しておきたい。そういったキャラクターごとのテーマ曲をもっと掘り下げてくれると楽しいのになー。全米の興行成績は今ひとつだったそうだけど信じられんなー。このメンバーでもう1本見たいぞ。