戦う女性は美しい話【鑑賞「ワンダーウーマン」】

女性が主役のスーパーヒーロー映画として十分楽しめる一本でした。

【イントロダクション】
1941年、DCコミックスに初登場した、一人の女性ヒーロー、ワンダーウーマン。アメコミ史上初となる女性キャラクターであり、その後75年以上も不動の人気を誇る彼女のストーリーが超・待望の実写化。昨年公開の「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」では2大ヒーローを圧倒するパワーを披露したワンダーウーマン。今作では最強&華麗なアクションに加えて、女性だけの島で育った彼女が外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない、天然の魅力も発揮し、その圧倒的美貌、強さとのギャップで観る者を魅了する!

【ストーリー】
ワンダーウーマンことダイアナが生まれたのは女性だけが暮らすパラダイス島。彼女は島のプリンセスだった。ある日、不時着したアメリカ人パイロットを助けたことから外の世界で戦争が起きていることを知る。彼女は自身の力で「世界を救いたい」と強く願い、二度と戻れないと知りながら故郷をあとにする。そんな彼女は初めての世界で何を見て、何のために戦い、そしてなぜ美女戦士へとなったのか?

公式サイトより)

DCコミックスのキャラクターってほんと、スーパーマンとバットマンくらいしか知らない。ワンダーウーマンは名前と外観を知っていた程度で、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」に突然登場した時も気づくのに一瞬時間がかかってしまった。なので単独作となる今作は楽しみでした。予告編で印象的に流れるエレキギターのフレーズも格好良い。

ガル・ガドットのキャスティングが完璧すぎでした

今作の肝はやはりキャスティング。美しさと強さだけでなく純粋さ(ロンドンの百貨店の場面は白眉)を主役のガル・ガドットが非常に高いレベルで兼ね備えているのが素晴らしい。一方で悪役側の博士役、出番は少ないけれどコメディリリーフとして印象的な秘書役にも女性が配置されるのも新鮮でした。主要なポジションをさりげなく女性が占めているのが特徴でしょうか(ちなみに監督も女性)。第1次大戦のヨーロッパが舞台なので全般的に画面が暗めなのも大人な雰囲気を出していました。

いっぽうでクライマックスのバトルが「バットマンvsスーパーマン」と似ていたのが残念なところ。夜、だだっ広いところで敵に猛スピードで突撃したり光線合戦になったりと、すでに予告編が見られる「ジャスティス・リーグ」ともそっくりなのが気にかかる。

日本版のウェブサイトが原色を多用したポップすぎるデザインで、作品の雰囲気と全くあっていないのも解せない。日本版予告編も途中に差し込まれるテロップがポップすぎ(なのでリンクは米国版にしました)。「バットマンvsスーパーマン」は黒を基調にしたデザインで作品の雰囲気を壊していなかったのに。ワンダーウーマンのデザイン自体、原色や星のマークを使った初期のものから変わったんですよね。そこに追いついていないんじゃないかなー。

スーパーマンもバットマンも、そして予告編を見る限り「ジャスティス・リーグ」から登場するアクアマンもサイボーグもフラッシュも、DCEUに登場する男性キャラクターはクセが強すぎな感がある。その中でワンダーウーマンはヒーロー映画に不可欠な正義感を絶妙なバランスで体現できる存在になりそう。スーパーマンがヒーローの基本形なように、ワンダーウーマンも女性ヒーローの基本形。「ジャスティス・リーグ」にも期待です。

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