(ネタバレなし)伝説が再び歩みだした話【スター・ウォーズ/フォースの覚醒】

なんとか年内に鑑賞することができました。この作品、百点満点で5億点っす。

J.J.エイブラムスが携わった作品はTVシリーズ「エイリアス」「LOST」、映画「スター・トレック」「SUPER8/スーパーエイト」「ミッション・インポッシブル 3」「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などなど見てきた。「スター・トレック」でシリーズを魅力的に再生させたのを楽しんだ一方、完全オリジナル作「SUPER8/スーパーエイト」は「公開前に情報公開しなさすぎ。もったいつけすぎ」と感じてもいた。「事前の伝え方も王道で勝負してほしい」とも書いた。

そしたらアナタ、最新作はむしろ、作品がJ.J.の方に寄ってきた。事前に情報公開しなければしないほどファンが盛り上がる、大人気シリーズ作品の最新作ときた。

そうなるとJ.J.エイブラムスのお手の物、なわけで。ネット上では低い評価の意見も読みますが、そんな人は一体何を「スター・ウォーズ」に求めているのかと小一時間問い詰めたいw。お約束を外すと「違う!」とか言うくせに!(決めつけ)

一方で見ていて一番アガったのは「スター・トレック」評でも書いた「ここだ!」という所での一発逆転シーン。懐かしキャラを登場させてファンを喜ばせつつ、映画の一般的な構成として観客を盛り上げる工夫もされている。

ドッグファイト中のファルコン号に急にズームインするような「スター・ウォーズ」っぽくないカメラワークも、予告編では気になっていたが本編では違和感なし。派手なアクションシーンを見慣れた現代の観客に合わせたカメラワークになっていた。

「SUPER8/スーパーエイト」で感じた「(作品が)パイロット版のよう」という雰囲気も、次回作の製作が確定している本作ではばっちりハマる。そもそも公開前から「このあと2本作ります」と確定しているシリーズなんてもはや「スター・ウォーズ」しかない。その利点を最大限に生かしたエンディングになっているのも心憎すぎる。「評価はエピソード9まで見てからだな」と鷹揚に構えていた鑑賞前の自分を深く恥じる。あぁ早く続きが見たい!