地方からスマートに発信する話【感想:GNJ2014】

これまでのこのイベントの模様についてブログなどの形であまりネットにあがっていないようなのが不思議なのだけど…。

P1000419鹿児島県南九州市「かわなべ森の学校」で8月23日にあった「グッドネイバーズジャンボリー2014」に行ってみましたのでその感想を。

P1000403-2今年で5回目というこのイベント、知ったのは一昨年だったのだけどその時は開催直前で都合が付かず、昨年はチケットを買ったのだけど直前になってやはり都合が悪くなり…となかなか行く機会に恵まれなかった。今年はバッジ付きの特別前売り券を買って、満を持しての参加でありました。

会場は廃校になった小学校。シンボルのクスノキにはこの日のためにツリーハウスが作られ、その下で編集者やクリエーターたちのトークショー。ステージイベントやワークショップ、映画の上映、地元の店からの出店など盛りだくさんの内容でした。

昼過ぎに会場に着いたのだけど、さっと場内を見て回り、食事をして、ワークショップにいくつか参加して、休憩がてらステージでのライブを見ていたら盛り上がっちゃってあっという間に夜でした(苦笑)。夜は音楽メーンになるけれど、明るいうちは様々な催しがあって飽きませんね。廃校になった小学校という会場の雰囲気もあって気分よく一日を過ごせました。

この楽しみを今すぐネットで伝えたい!とおもったのだけど、このイベント唯一の難点が(NTTdocomoの)電波状態が悪かったこと。他のキャリアなら良かったのかなー。まぁでもこんな緑豊かな山の中のイベントなので電波が入らないのもまた良し、かなー。

P1000521このイベントでとくに記しておきたいのは地元川辺町の取り組みに従ったきっちりとしたゴミの分別。プラスチックは水で洗い、拭いて(!)、容器など柔らかいものとフォークなど固いものに分ける(!)念の入れよう。ここでスタッフの人とちょっと会話ができたりするのも面白い体験。普通のゴミステーションならただ黙って捨てるだけだからね。

そして全部見たわけではないけれど、ステージイベントで最高だったのは鹿児島市の障害者施設「しょうぶ学園」の人たちでつくる「otto & orabu(おっと&おらぶ)」。民族楽器中心のパーカッショングループottoと叫びのヴォイスグループorabu (鹿児島弁で「叫ぶ」の意味)のあまりに前衛的なパフォーマンスは、個人的に持っていた「エイブルアート」の概念をぶちこわされた。帰宅してから会場でCDを先行発売していたことを知って愕然。買っときゃよかった!

聞いて食べて体験して。地方からでもスマートな情報発信はできると再確認したイベントでした。